立川マンドリンクラブ会報 第8号2004.8.8発行



「井戸端会議」(1)   伊藤 博

 5月末の高松公民館文化祭には、混声合唱、ギター、ゴスペル、ウクレレ、女声合口昌、三味線、、大正琴、マンドリン、リコーダーの9団体が出演しましたが、マンドリン以外は専門の音楽家の指導や助力による運営をしているようです。
 マンドリンの場合は高校・大学の部活動が下地になっているので、多くのクラブが音楽の専門家の指導によらずに運営しています。
 音楽を演奏する場合、どちらが良いかを考えると、プロの音楽の専門家が指導した方が優れた演奏になると考えています。しかし膨大な数の演奏団体に対して、マンドリン音楽のプロの演奏家や指導者は全国で数える程しかいません。またマンドリンという楽器の特性から、アマチュァでも優れた奏者の指導と本人の努力によって、かなり高いレベノレまで習熟することが可能です。このことを例えばヴァイオリンに置き換えてみれぱどなたでも理解できるでしょう。

 目常の集団活動と集団経験から、私たちマンドリン愛好者はこれを当然のように受けとめていますが、よく考えてみるとマンドリン音楽の楽しみ》とはまさに《アマチュァのアマチュァによるアマチュァのための音楽の楽しみ》だと言えるのではないでしょうか。
 私は立川マンドリンクラブは100%近くアマチュアの楽しみを満喫していると思います。
 それでは《アマチュァの音楽活動の楽しみ》とは一体どういうものなのでしょうか。それには《プロの音楽活動の楽しみ》との違いを考えてみれば解かります。
 私個人の分類ですが、
 【A】アマチュァ音楽は演奏者が楽しむもの。聴く人も楽しめれぱそれに越したことはない。
 【B】プロの音楽はその演奏で聴衆が楽しみ満足出来なければ、価値はまったくないもの。
と考えています。だからこそプロは《演奏会のための料金》を求めるのだと思います。
 過去に演奏会のアンケートで
 『立川MCの演奏会は入場料を取ってほしい』
という意見が、たくさんありましたが、相談して今後とも一切入場無料で行くことを確認したことがあります。あの時もし有料演奏会にしたら、私たちは《アマチュァ音楽会の最大の楽しみ=演奏者が楽しむためのもの》を自らの手で捨ててしまうところでした。